【イントロダクション】

中国アニメーションの知られざる異才——シー・チェンが、3年間の制作期間を費やし、原作、監督、脚本、プロデュース、キャラクターデザイン、背景美術、アニメーション、編集、サウンドデザイン、等々、あらゆる制作工程をたったひりとでおこない完成させた長編3DCGアニメーションを、シアター・イメージフォーラムにて一夜限りの特別上映! 「世界三大アニメーション映画祭」に数えられるアヌシー国際アニメーション映画祭とオタワ国際アニメーション映画祭にもノミネートされた本作。日本では新千歳空港国際アニメーション映画祭にて上映されたのみで、東京では初上映となります。長編アニメーションの常識をくつがえす90分間を、この機会にぜひ体験してください!


【ストーリー】

ロボットは自分たちを人間と思い込み、日々、戦争をしていた——。

時は過ぎ、好奇心旺盛なニワトリの幼虫は、ロボットアーマーを装着して、世界を探検する。「自分は何者かのコピーなのではないか?」と葛藤しながら。

戦争するロボットたち、「物語」を媒介するクラゲ型装置、画家ロボットとモデルの少女、捕虜の顔に穴を開けて見世物にする管理者たち、そして「穴」と呼ばれるこの世界における神のごとき存在——。

謎に包まれた世界の真実が徐々に明らかとなる。


【公式トレーラー】



【コメント】

アニメーションにおける実験の舞台が長編に移ったとき、人智を超えた世界が作られてしまった。これは、私たちの「物語」についての、ハイパーメタアニメーション。

土居伸彰(ニューディアー代表)


【作品情報】

『鶏の墳丘』(原題:Chicken Of The Mound)|監督・原作・プロデューサー・脚本・プロダクションデザイン・編集・レイアウト・撮影・照明・キャラクターデザイン・美術デザイン・3DCGモデリング・人形造形・劇中イラストレーション/絵画・実写映像・アニメーション・シミュレーション・2Dアニメーション・テクスャアニメーション・ビジュアルエフェクト・レンダリング・サウンドデザイン・オリジナルサウンドトラック・音響・サウンドミックス:シー・チェン|2021年|83分39秒|カラー|日本語字幕協力:新千歳空港国際アニメーション映画祭


【映画祭ノミネート】

▪︎第45回アヌシー国際アニメーション映画祭コントラシャン部門

▪︎第45回オタワ国際アニメーション映画祭長編部門

▪︎第8回新千歳空港国際アニメーション映画祭長編部門


【監督プロフィール】

Xi Chen(シー・チェン)

1985年生まれ。現在と個人的な経験についての架空の世界を創造することに人生を費やす、多才なアーティスト。絵画の専門家で、アニメーションの制作者でもある。2013年に短編アニメーションの制作を、2016年には長編アニメーションの制作を開始した。その作品は、アヌシー国際アニメーション映画祭やオタワ国際アニメーション映画祭に選出されている。

ポートフォリオサイト:https://chenxifilm.weebly.com


【開催概要】

会場:シアター・イメージフォーラム

日時:2022年1月7日(金)開始21:00終了23:00(予定)

※本編上映後、ゲストによるトーク(30分程度)を予定しております。

ゲスト:田中大裕(アニメーション研究者/tampen.jp編集長)・塚田優(評論家)

料金:当日一般1500円/シニア・学生・会員1200円(入替制/オンライン予約あり)

※ご予約は1月5日(水)より劇場窓口およびオンラインチケット予約ページよりお求めいただけます。

企画・主催:tampen.jp/田中大裕

共催:イメージフォーラム

シアター・イメージフォーラム:

公式サイト:https://www.imageforum.co.jp

電話番号:03(5766)0114

※チケット購入や劇場アクセスに関するお問い合わせはイメージフォーラムまで。

※その他のお問い合わせは主催の田中(daisuke@tampen.jp)まで。