【イントロダクション】

中国アニメーションの知られざる異才——シー・チェンが、原作、監督、脚本、プロデュース、キャラクターデザイン、背景美術、アニメーション、編集、サウンドデザイン、等々、全製作工程をひとりでおこない、3年の制作期間を費やして完成させた長編3DCGアニメーション『鶏の墳丘』(原題:Chicken Of The Mound)。「世界三大アニメーション映画祭」に数えられるアヌシー国際アニメーション映画祭とオタワ国際アニメーション映画祭にもノミネートされた本作を、シアター・イメージフォーラムにて、一週間限定でレイトショー上映!

【ストーリー】

ロボットは自分たちを人間と思い込み、日々、戦争をしていた——。

時は過ぎ、好奇心旺盛なニワトリの幼虫は、ロボットアーマーを装着して、世界を探検する。「自分は何者かのコピーなのではないか?」と葛藤しながら。

戦争するロボットたち、「物語」を媒介するクラゲ型装置、画家ロボットとモデルの少女、捕虜の顔に穴を開けて見世物にする管理者たち、そして「穴」と呼ばれるこの世界における神のごとき存在——。

謎に包まれた世界の真実が徐々に明らかとなる。

【公式トレーラー】

【コメント】

アニメーションにおける実験の舞台が長編に移ったとき、人智を超えた世界が作られてしまった。

これは、私たちの「物語」についての、ハイパーメタアニメーション。

土居伸彰(ニューディアー代表)

【作品情報】

鶏の墳丘(原題:Chicken Of The Mound)|監督/プロデュース/原作/脚本/美術/音楽/編集:シー・チェン|配給:tampen.jp/田中大裕|協力:イメージフォーラム|日本語字幕協力:新千歳空港国際アニメーション映画祭|2021年|83分39秒|カラー|DCP上映

【映画祭ノミネート】

▪︎第45回アヌシー国際アニメーション映画祭コントラシャン部門

▪︎第45回オタワ国際アニメーション映画祭長編部門

▪︎第8回新千歳空港国際アニメーション映画祭長編部門

【監督プロフィール】

Xi Chen(シー・チェン)

1985年生まれ。現在と個人的な経験についての架空の世界を創造することに人生を費やす、多才なアーティスト。絵画の専門家で、アニメーションの制作者でもある。2013年に短編アニメーションの制作を、2016年には長編アニメーションの制作を開始した。その作品は、アヌシー国際アニメーション映画祭やオタワ国際アニメーション映画祭に選出されている。

ポートフォリオサイト:https://chenxifilm.weebly.com

【開催概要】

会場:シアター・イメージフォーラム

日程:2022年4月2日(土)〜4月8日(金)連日21時開始

料金:当日一般1500円/シニア・学生・会員1200円(入替制/オンライン予約あり)

ゲストトーク:

4月2日(土)谷口暁彦(メディア・アーティスト)

4月3日(日)久野遥子(アニメーション作家)

※トークは上映終了後30分程度を予定しております。

※ゲストは予告なく変更となる場合がございます。

シアター・イメージフォーラム

公式サイト:https://www.imageforum.co.jp

電話番号:03(5766)0114