アニメーション作家植草航さんの新作ミュージックビデオHIMITSUスパークが公開されました。

『HIMITSUスパーク』2015年1月14日に「カラスは真っ白」がリリースする予定の3rd ミニアルバム「HIMITSU」に収録されているリード曲。植草さんは今年5月に当バンドの『fake!fake!』MVを発表しましたが、今回もその世界観を引き継ぎ、オリジナルのバンドメンバーキャラクターなどを登場させたポップでスピード感のある作品となっています。

今回は、植草さんに本MV制作のヒミツについてお伺いしました。まずはMV『HIMITSUスパーク』をご覧ください!


―― 植草航さん、本MVについて教えてください。

植草: 今回のMVは前作の『fake!fake!MVからの続きの設定で、ある研究所でカラスは真っ白さんが色々な鍵を作り、閉じ込められた心を解放しようとするという内容です。

今回はカラスは真っ白さん、アートワークを担当されている渡部さん、そしてMVを担当する自分で、それぞれのメディアを連動させようという方向性で、イメージカラーの統一やアイディアなどを出し合って進めて行きました。

大きな点ですと、黄色、白、黒のテーマカラーや、鍵穴+鍵などの「ヒミツ」という言葉から連想するキーワードなどを共有して行きました。

植草: MVを制作するにあたってはカラスは真っ白さんから今作のコンセプトと、HIMITSUスパークを聞かせていただいた時に、前作から世界が続いているようなイメージが思い浮かび、fake!fake!のキャラクター達でもう一度やってみたいという気持ちがあった点と、前作のダークな雰囲気に比べて今回は凄く純粋に真っ直ぐなスピード感がある印象を個人的に受けた点や、イントロのビリビリした雰囲気から閃光のような印象を受けて、対になるような明暗の明の部分を際立たせたいと考えて制作をはじめました。

植草: 作画などを自分を含めて阿部JKさん、稲葉大樹さん、奥中瑞貴さん、酒井浩史さんで制作し、研究所の背景デザインなどを長砂賀洋さん、グラフィカルな遺伝子などの背景を40さん、3Dの鍵やハートのアニメーション、うねうねと動くマーブルの背景を清水誠一郎さんに制作していただきました。

制作時に難しかった点は、明るい色を使おうと考えた結果、色の選び方を一番考えてしまいました。最終的に暖色系をおさえてどこか冷たい人工的な光のような印象にし、細菌や遺伝子などが楽曲のキーワードとなっていたので、『fake!fake!のキャラクター達が遺伝子を進化させてミュータント化、そして研究所を舞台にしたいと考えました。

植草: カラスは真っ白さんの楽曲が更に進化し、よりパワフルな作品で、MVも内側からの進化をテーマに制作しました。是非MVをご覧になってCDを手に取っていただけると嬉しいです!

―― どうもありがとうございました!

作品を重ねるごとにパワーアップしていく植草さんのアニメーション。「カラスは真っ白」のMVアニメーションがシリーズ化したとも言える今回でしたが、今後の展開も楽しみです。


植草航
http://bansoukou.org/

tampen.jpでイラスト連載中!
きょうのだんご(植草航)
http://tampen.jp/column/1


カラスは真っ白
http://acrowiswhite.com/

3rdミニアルバム『HIMITSU』
2015.01.14 RELEASE PECF-3122  ¥1.728(tax in) ¥1,600(tax out)
SPACE SHOWER MUSIC / CULTIVATE INC. 

収録曲
 01. HIMITSUスパーク
 02. 正義とアクチュエータ
 03. シャイ・ルック・ホームズ
 04. 9番目の「?」
 05. 革命前夜

これまでにリリースされた「カラスは真っ白」の楽曲はOTOTOYでも配信されています!
ハイレゾ音楽配信と音楽記事サイトOTOTOY
http://ototoy.jp/


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