日本の若者が次々と新しい文化を産み出す街・原宿で、昭和の時代から活躍し続ける文化発信のベテランたちが、今年も一コマまんが展を開催します。
展示されるのは「うごかない」ものですが、参加作家の中にはアニメーション界の重鎮であり、イラストレーターとしても有名な久里洋二さんや古川タクさんもいらっしゃいます。
今回はJTのコマーシャルでもお馴染みの古川タクさんにコメントをいただきました!
古川タク:
ヒトコマまんがは1950年代から60年代にかけての洒落た雑誌文化の花形でした。今でもNEWYORKER 誌などにその面影をちらりと見ることができます。小さなギャラリーに所狭しと並べられたベテランたちの作品をお楽しみください。ボクは今年は「アホカルタ」(アホないろはカルタ)を並べます。4月30日オープニング、2日,5日の最終日会場にいます。
アニメーションは連続した静止画であり、漫画とは歴史的にも常に密接な関係にあります。
特に、「一コマ漫画」は、アニメーション世界でシャッターを切ったようなもの。切り取られたその1枚に全てが凝縮され、あたかも動いて見えるような錯覚を呼び起こします。アニメーション制作に於いても、一コマ一コマの表現を大切にするという点でとても参考になるのではないでしょうか。
名前を聞いただけでは誰だか判らない、という若い世代の方々も、お買い物ついでに是非覗いてみて下さい。見れば必ず「あっ!」っとなる、小さい頃に観たコマーシャル、絵本、新聞4コマ、「みんなのうた」からお菓子のパッケージまで、日本の一時代を築いてきたベテランたちが一コマに込めた世界は、きっとあなたにインスピレーションを与えてくれますヨ!
一コマ漫画の旅 展
開催期間: 4月30日 - 5月5日
営業時間: 11:00 - 19:00 (火)定休
参加作家: 秋竜山/市野智絵/ウノカマキリ/カサマツヒロシ/久里洋二
二階堂正宏/古川タク/前川しんすけ/矢野徳/山口マサル
場所: 原宿 積雲画廊 http://www.sekiungarou.com/
住所: 〒150-0001渋谷区神宮前1-19-14サンキュービル1階