今週末の土日2日間、東京藝術大学横浜校地馬車道校舎にて東アジア文化都市2014横浜・日中韓学生アニメーション国際共同制作「アジア・アニメーションシアター」が開催されます。上映やトーク、シンポジウムなどを通し、オリジナル･アニメーション制作が盛んに行われている中国・韓国の最新情報を得ることができます。是非足を運んでみてください。

東アジア文化都市2014横浜

日中韓学生アニメーション国際共同制作
「アジア・アニメーションシアター」

＜開催概要＞
近年、オリジナル・アニメーション制作が活発に行われている中国と韓国。世界の様々なアニメーションの影響を受けながら、両国共に独自のアニメーションの形を模索しています。そうしてアジアから生み出された作品達は、世界の様々な映画祭でも高い評価を受けています。また、教育機関の中でもアニメーションを専門的に学ぶ学科も増えており、若い世代のアニメーション監督も数多く育ってきています。そんな急成長を遂げている、日本では目にする機会の少ないアジア発の新しいアニメーション作品を紹介していきたいと思います。

＜開催日程＞
2014年8月16日（土）、17日（日）

＜会場＞
東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎（神奈川県横浜市中区本町4-44）

＜公式ウェブ＞
http://animation.geidai.ac.jp/aat/

入場無料

主催：東京藝術大学・2014年東アジア文化都市実行委員会
協力：韓国芸術総合学校、中国伝媒大学
連携：ヨコハマトリエンナーレ2014
平成26年度 文化庁 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ

8/16（土）13:00〜
■中国長編アニメーション「Piercing I（刺痛我）」上映＆監督トーク
上映後14:30〜 監督トーク：劉建（リュウ・ジェン）監督（逐次通訳）

「Piercing I（刺痛我）」74分 / 2009年
監督・脚本：劉建（リュウ・ジェン）／出演：ヤン・スーミン、シャオ・ミン、チャン・ユー
あらすじ：スーパーでは万引き犯あつかいされて暴行をけ、勤めていた工場は倒産し、失意のうちに田舎に帰ることにしたチャン。駅へと向かう途中、交通事故で意識不明になった老婆を助け、病院へ連れて行く。しかし、あろうことか彼自身が事故を起こした犯人に疑われ、警察署へ連行されてしまう。

8/16（土）16:00〜
■韓国長編アニメーション「Green Days 大切な日の夢」上映（日本語＆英語字幕）
上映後17:45〜 監督トーク：アン・ジェフン監督（逐次通訳）

「Green Days 大切な日の夢」95分 / 2012年
監督：アン・ジェフン、ハン・ヘジン／脚本：ソン・ヘジン／声：パク・シネ、ソン・チャンウィ
映画のような恋愛を夢みる平凡な女子高生イランは、ソウルから転校してきた美人で勉強もできるスミ
ンと友人になり、洗練されたスミンに比べ、自分をみずぼらしいと感じていた。ある日、スミンを見ようと教室に押し寄せてきた男子生徒たちのなかにいたチョルスと目が合ったイランは、学校の屋上で飛行実験をしている変わり者のチョルスに関心を持ち始める…。

8/17（日）12:20〜
■日中韓大学アニメーションプログラム
12:20〜 東京藝術大学プログラム（60分、日本語＆英語字幕）
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の留学生によるプログラムを上映します。
「夕化粧」（2012） 胡嫄嫄（コ・ユェンユェン）／「MAZE KING」（2013）キム・ハケン／「コップの中の子牛」（2014）朱彦潼（シュ・ゲンドウ）／他

13:40〜 中国伝媒大学プログラム（60分、日本語＆英語字幕）
「Happy Anniversary」（2011）程騰（チェン・テン）、梁帆（リャン・ファン）／「Lion
Dance」（2012）段雯锴（ダン・ウェンカイ）、马维佳（マー・ウェイジァ）／「Kungfu
Bunny」（2014）李智勇（リ・チーヨン）、将将（ジャン・ジャン）／他

15:00〜 韓国芸術総合学校プログラム（60分、日本語＆英語字幕）
「Walking In The Rainy Day」（2006） チェ・ヒョンミョン／「Cats In The Pool」（2012）
キム・ボギョン／「Ssireum」（2014） クァク・キヒョク／他

8/17（日）16:30〜
■日中韓アニメーション教育シンポジウム「グローバル人材をどう育てるか」（逐次通訳）
アニメーションの制作・研究は国際化している。特に、アジア内での共同制作は、今後もますます増加するものと思われる。今、国際的視野と経験をもった人材を育成することが大学教育にも求められている。このシンポジウムでは、各大学が、グローバルな人材を育成するために、どのようなカリキュラムやプロジェクトを行っているかを発表し、今後の教育の在り方を探りたい。

＜パネリスト＞
パク・セヒョン（韓国芸術総合学校 映像院 教授）
高薇华（中国伝媒大学 アニメーション&デジタルアート学部 教授）
キム・ジュニアン氏（アニメーション研究者、国際日本文化研究センター共同研究員）
岡本美津子（東京藝術大学 大学院 映像研究科 教授）

8/17（日）18:20〜
■日中韓学生アニメーション国際共同制作 報告会
東京藝術大学、中国伝媒大学、韓国芸術総合学校の3校でアニメーションを専攻する学生らによる国際共同制作を横浜で実施。中国、韓国の学生及び教員を横浜に招待し、10日間缶詰になって制作した短編アニメーションの上映と成果発表をします。
＜参加学生チーム＞
チームA： 小川育、ジョン・ジンギュ、巨然（ジー・ラン）
チームB： 木下絵李、イ・ユンジョン、袁梦（ユェン・モン）
チームC： 梁佳緒里、ジャン・ナリ、刘姣（リュウ・ジャオ）
チームD： 駒崎友海、刘新新（リュウ・シンシン）、イ・エリム、夏扬（シャオ・ヤン）
チームE： 片山拓人、キアートチョクチャイクン・チャヤーニット、キム・ミンス、李冰清（リ・ビンチン）

■お問い合わせ
企画・担当　村上 寛光、岡本 美津子
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻
〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通4-23 万国橋会議センター3F
TEL. 045-227-6041（開催前）/ 050-5525-2676（会期中）
FAX. 045-227-6042
E-mail contact@animation.geidai.ac.jp