山村浩二監督『カロとピヨブプト』の原画やコミック、ライフサイズフィギュアなどを展示する「カロとピヨブプト展」が5月1日よりAu Praxinoscopeで開催されます。
『カロとピヨブプト』は1993年からNHK「プチクレイ」で放送された全3話の短編アニメーションシリーズ。シカゴ国際児童映画祭でのアニメーション映画最優秀監督賞他、国内外で受賞を重ねた本作ですが、そのキャラクターを始めとしたデザインや手描きとクレイがミックスされた世界観は、今なお斬新さを湛えています。
今回の「カロとピヨブプト展」では、アニメーション作品の原画とコミック『Like a Bird』の原画、愛・地球博(2005 年)で制作されたライフサイズフィギュア(意外と大きい!)が展示されます。オリジナルグッズの販売もあるそうなので、お見逃しなく。
『あめのひ』撮影素材(1993年)
『Like a Bird』第1回:Kateigaho International 2004 Summer issue(2004.06.01)『カロとピヨブプト』のコミック絵本。「家庭画報International」(世界文化社) オールカラー全6回オールカラー4ページ連載。
Au Praxinoscopeはアニメーション作家山村浩二さんのスタジオ「ヤマムラアニメーション」地下にある短編アニメーション専門のストアとギャラリーです。展示のほかにも、DVD、Blu-ray、書籍や視覚玩具など様々なアニメーション文化と歴史に触れることができます。毎週金曜日と土曜日だけの限定オープンなので、お間違いのないよう足をお運びくださいね。
『カロとピヨブプト』全3話
『おうち』
冬のある日、カロとピヨブプトが大きな木の前に降り立った。ふたりは、木の枝に家を作るため、材料や道具を集めに出かけた。ノコギリで木を切ったり、ペンキを塗ったりして、ふたりのおうちが完成した。
『サンドイッチ』
カロとピヨブプトがサンドイッチを作る話。カロはパンにバターをつけ、ピヨブプトはそれを受け取って、具をはさむ。サンドイッチが出来上がってふたりはピクニックに出かけたが…。
『あめのひ』
カロが、雨の中を泳いでいるサカナを見たと、ピヨブプトに話すのですが、ピヨブプトは信じてくれない。カロは怒ってケンカのようになってしまいますが、しだいに、二人の言葉のイメージがひろがって行って…。
カロとピヨブプト展
Karo & Piyobupt exhibition
http://www.praxinoscope.jp
会場:Au Praxinoscope Animation Store & Gallery
(東京都世田谷区奥沢7-13-11 B1)
電話:03-6809-8153
期間:2015年5月1日(金)〜 8月29日(土)
営業日:金曜 & 土曜 13:00~19:00
主催:ヤマムラアニメーション