国際選考委員も決定! 世界4大アニメーションフェスティバルである広島国際アニメーションフェスティバルの記念すべき第15回大会が、今年の8月21日から6日間に渡って、広島市で開かれます。そして、同映画祭のメーンとなるコンペティション作品の募集も始まっています。

「広島国際アニメーションフェスティバル」とは、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認の国際映画祭。アヌシー、オタワザグレブに並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルのひとつであり、この中では最も若い(1985年スタート)映画祭となります。また、日本にふたつしかない米アカデミー賞公認の映画祭でもあります。

初年度のグランプリ『おんぼろフィルム』手塚治虫)を皮切りに、フレデリック・バックアレクサンドル・ペトロフ ウェンディ・ティルビー&アマンダ・フォービスマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット山村浩二イゴーリ・コヴァリョフ等々、その歴史と共に数々の作家たちの名を広島の地に刻んできました。

隔年開催(第3回を除く)の同フェスティバルですが、今年のHIROSHIMA 2014は、ちょっときりのいい第15回目。また、厳密には29年目ですが今大会が「30周年記念」と位置づけられており、特別なプログラムや企画が開催されることも発表されています。

今回の公式ポスターは、久里洋二さんの手によるもの。また、第15回大会の国際名誉会長には、ブルーノ・ボツェットさん(『ネオ・ファンタジア』)の就任が決定しています。

そして忘れてはならないのが、メーンであるコンペティション部門について! 今回の国際選考委員には、カイサ・ペンティラさん、ミハエラ・ミュラーさん、グレッグ・ホルフェルドさん、ヴァレンタス・アスキニスさん。そして日本からは、福本隆司さん(日本CGアニメーションの草分け的存在)の就任が発表されています。

2年に一度しかないお祭りだから、本気で狙いに行く方も、記念受験だと平静を装う方も、出品してみればいいではありませんか! 作品は現在募集中で、2012年4月以降に完成した30分以内の作品が条件。規約を読むと「ふぃ、フィルム!?」などと、ちょっとビビってしまいますが、作品は選考用ならDVD-VIDEOでも送付可能。締切は4月1日必着です。グランプリかヒロシマ賞を取れば、賞金は100万円ですヨ!

フェスティバルそのものは、広島市のほぼ中央にあるアステールプラザにて、8月21日から25日まで開催。プログラムはまだ発表されていませんが、例年夕方(~夜)からコンペティション部門の上映がはじまります。がっつり泊り込む方も、1日だけ体験しに行ってみる方も、宿のご確保などは、どうぞお早めに!


広島国際アニメーションフェスティバル 公式ウェブサイト
http://hiroanim.org/

記事内画像は同公式サイトより引用致しました。