不完全変態たちが集まっているぞ! 2013年春から開催されている、アニメーションと実験映画を中心とした映像作品上映会の第三弾、『上映会不完全変態ソノ2! ~あおいさなぎのスープ~』が、2014年4月13日に東京国立にある「キノ・キュッヘ(木乃久兵衛)」で開かれます。

上映会『不完全変態』シリーズとは、「自主制作の継続した上映活動」を目標に、作家たちが中心となって立ち上げている上映会。第一回が2013年4月14日に《不完全変態》として、第二回が2013年10月5日に《 札幌どへんたいムービーフェスティバル 》として開催されてきました。ちなみに第二回では、わずか1日違いでCALF主催の『変態アニメーションナイト』が同じ札幌で開催され、まさかの『変態』(ただし『~ナイト』側は「変態」と書いて「メタモルフォーゼ」と読みます)2連チャンという奇跡のシンクロでも話題となりました。

今回のメンバーは、武蔵野美術大学大学院と、北海道教育大岩見沢校(美術コース・アニメーション研究室&映像研究室)出身の現役学生・OGなどからなる全17名。実写映像もありますが、約半分がアニメーション作品となっています。ちなみに参加作家である伊藤早耶さんは、怪作『へいたいがっこう』の制作者として知られ、その戦慄の内容から「イメージフォーラム・フェスティバル2012」では寺山修司賞も受賞しています。

4月13日の上映会は14時30分、17時00分の二度上映。また19時からは、ゲストににいやなおゆきさん、やまださぶさんを招いたトークショーも開催されます。テーマは『働きながら、自主制作をすること』。今回の出展作家には、既に大学を卒業し、社会人として作品制作を行っているメンバーもいるみたい。このトーク内容、気になる方も少なくないのでは?

ちなみにトークショーの後は、同会場にて交流会も開催予定。社会の荒波の中でHENTAI真っ最中な作家たちの、瑞々しくもとんがった作品を、その熱気と共に感じてみませんか? あっ、いつもの事(すみません……)なのですが、勝手に記事にしちゃってごめんなさい!


「上映会不完全変態ソノ2! ~あおいさなぎのスープ~」

日時:2014年4月13日(日) 14:30、17:00(各回30分前開場)
場所:国立 キノ・キュッヘ(木乃久兵衛)
料金:一般1000円、学生500円
トークイベント:『働きながら、自主制作をすること』 19:00~19:30(入場無料)
19時半から同会場にて交流会あり(詳細はウェブサイト参照)

http://fukanzenhentai.ojaru.jp/

※画像はリンク先公式ウェブサイトから引用致しました。