※TOP画像: 佐久間奏多おもちゃ博士の夢の小箱”

今週末から1週間、飯田橋にあるパペットハウスで、さまざまなジャンルの作家によるアートなパペットの展覧会The Art of Puppets 2014-物語のパペットたち-」が開催されます。

「The Art of Puppets」(パペット展)は、さまざまなタイプのパペット作品を楽しむことができる、年に一度の展覧会。
今年から「物語りのパペットたち」という共通テーマを設け、作家がそれぞれ選んだ物語に登場するキャラクターや物語全体をイメージしたパペットを作ることで、造形的な魅力や動きの面白さだけでなく、その世界観も楽しむことができる展示となっているそうです。


※掲載写真は昨年の出展作品です。

今回の出展予定作家の中には、人形アニメーションに関わるとても重要な作家の方々もいらっしゃいます。
フジTV『とんねるずのみなさんのおかげです』番組オープニング「ガラガラヘビがやってくる」、「がじゃいも」などで有名な森まさあきさんは、粘土(クレイ)アニメーションを中心とした、立体素材を使ったアニメ―ションが得意な、大ベテランの作家さん。キャラクターのデザインから人形制作、アニメートまでを1人でこなすそうです。東京造形大学アニメーション専攻領域の教授でもあるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
また、高橋渉さんなど、人形アニメーションの人形制作も手掛けている作家さんも出展されます。


森 まさあき "CODLA"(2012)

その他にも、30代から80代まで、イラストレーション、造形アート、人形劇など、さまざまな分野で活躍する30人ほどの日本人作家がパペットを出展します。


ami 大久保美江 ”不思議の国のウサギ”(左)、”モコ”(右)

アニメーションとも、とても密接な関係にある、パペット。実際に目で見て感じられる奥行きやボリューム、そしてその精巧な造形が与える臨場感は対面してこそ。モニターやスクリーン越しに平面で観るのとは迫力が違います。立体は、やはり立体で観たいですよね。個性豊かなパペットたちに、ぜひ会いに行ってみてください。


The Art of Puppets 2014-物語のパペットたち-
http://www.puppet-house.co.jp/exhibition/art_of_puppets_2014.html

期間: 6/14(土)- 6/21 (土)※会期中無休
時間: 
11:00 AM ~ 7:00 PM
会場: 
パペットハウスギャラリー
※2階のショップは、6/15(日)・16(月)は定休日です。

出展予定作家:
朝隈 俊男、ami大久保美江、アヤ*シイ、池野由美、石田百合、井上文子、いまいさやか、宇野亜喜良、太田拓美、川口新、kinokosupa、工藤和也、佐久間奏多、しみずちか、高橋あおい、高橋渉、たけだちま、田島享央己、野崎一人、林恭三、HaraTie、ふくだじゅんこ、森まさあき、山本由也、吉川潔、若林由美子