はじめまして!
去年、多摩美のグラフィックデザイン学科を卒業して、"大人向けビデオ"の制作会社に就職しましたが、流れで多摩美の大学院に入り、アニメーション界に再び戻ってきた冠木佐和子(かぶきさわこ)と申します。

今回、私のアニメーション『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』が、ザグレブ国際アニメーション映画祭にノミネートされたので、一週間クロアチアにいってきました。
そしてわたし、学生部門のグランプリとりました!やった~~うれしい

そんなかんじで、私のザグレブ体験記がはじまります↓

今回わたしは、多摩美の教授の野村辰寿先生と、助手の洞口祐輔さんと行きました。
成田空港発22:30の便に乗って飛びました。
クロアチアの通貨は「クーナ」なのですが、成田空港で両替できなくて、みんなテンション下がりました。

チェックインしてビール買って野村先生が持ってきたチーカマ食べました。
深爪のわたしは、チーカマをなかなかあけられず、先生にあけてもらいました。

機内食です。(ターキッシュエアライン)
私は機内食が好きです。独特な味わいがとても好きです。あと給食みたいで大好きです。
お酒も飲み放題です。たくさん飲んで気づいたら寝ててよく覚えてないです。

機内食2です。

朝5時にトルコに着いて、乗り換えです。
次の便まで時間があるのでトルコのビールをいろいろ飲み比べしてピザとか食べました。

機内食3です。
9時に、ザグレブに向かう飛行機に乗りました。

ザグレブに着いたら、フェスティバルのタクシーが迎えにきてくれていて、乗りました。

全員のスーツケースが車のトランクに乗り切らず、洞口さんの股が裂けました。

私は、学生コンペインした人たち用に用意されていたchillout hostelという所に泊まりました。(画像は公式HPから拝借しました)
スイス人、韓国人、ポーランド人の方たちと四人相部屋だったのですが、全員英語が達者で、英語が不自由な私はほぼセンキューとソーリーとハローしか言えず申し訳ない気分でいっぱいでした。
あと、大体わたしが一番遅くにホテルに戻るのですが、みんな寝ているので、様々な動作が雑である私はみんなを起こさないように気をつけて生活をするのですが微妙に起こしてしまい、申し訳ない気分でいっぱいでした。
丁寧な暮らしは(例えばみんなを起こさないような・・)ずっと憧れていますし、目標としています。

ザグレブは、一言でいうと、軽井沢でした。

メイン会場で、オープニングセレモニーが始まります。

普通の映画館なので、飲食自由です。
これは、アニメーション作家の水江未来さんが買ったクロアチアの3Dおっとっとです。
味は、おっとっとではありませんでした。でも、なんか食べたことあるような味でした。
隣にいた同じくアニメーション作家の久保雄太朗さんが、「甘さを無くしたたまごボーロ」と言っていて、あー!ああ~~!!!!と思いました。

海外のアイスはなんでこんなにソソルんだろう

二日目は、ミート・ザ・フィルムメーカー(作家インタビュー)がありました。
お世話になっているCaRTe bLaNCheの岡本珠希さんに通訳してもらいました。
終わったあとに、先生に「ぜんぜん声聞こえねえよ!!」と言われて、もっとしっかりしなくては、と思いました。

かっこいい落書き

かっこいい落書き

かっこいい落書き

今回、同じ学生部門でノミネートされていた久保さんは、スーツケースが行方不明になり、原因不明の鼻水が止まらないという現象に見舞われていました。
わたしはマスクをしたくなる気分になる時が度々あります。
なので、わたしは常にマスクを常備しているので、マスクをあげました。マスクでだいぶ楽になったと言っていてよかったです。

知らない人のかわいいベルトです。隠し撮りです。

水江未来さんのWONDERのポスターがメイン会場に貼ってあるのを発見した瞬間の水江さんです。

変わって、シーフードレストランでの水江さんです。

学生部門の上映会場は、ちょっと遠くのシネコンで行われます。
ほかの映画とかも上映している、普通の映画館です。
『S E X テープ』という映画の看板の前で大量の子供たちがはしゃいでいて、複雑な気持ちになりました。

ザグレブにはアイス屋さんがたくさんあり、ほぼ毎日アイスを食べました。
二番目の写真は、向かって左から久保さん、アニメーション評論家の土居さん、水江さんです。

クロアチア料理屋さんにも行きました。

食卓が茶色に染まりました。鳥の揚げたやつが美味しかったです。

クロアチア日本国大使館の方たちとにこやかな食事会もしました。

上映後のパーティーは、ほぼ連日どこかで深夜まで開催されています。

パーティにいて仲良くなった知らないひと

パーティでのわたし

四日目にはピクニックイベントもありました。
標高1000メートルほどの山にバスで行きました。

野生のにゃんこがいました。

毒きのこと、良いきのこについて話したり

ビデオインタビューを受けたりしました。
アニメーション評論家のイランさんが訳してくれました。
水江さんはレフ板係をやってくれました。

これは、クロアチアでメジャーなお酒らしいです。例えるなら養命酒のような味です。甘いかんじです。

飲み放題です。

ピクニックで売っていたかわいい置物です。(コウノトリ)
お土産用と、自分用にふたつ買いました。
おうちに着いたら赤ちゃんが行方不明になっていました。

ほぼ毎日アイスを食べました。

ザグレブは、昼は軽井沢ですが夜は渋谷のような町でした。

メイン会場前のカフェで粉ジュースを飲む先生。「今の気分にぴったりジャア~!」と、えらく気に入っていました。
そのあと、イランさんに「それは、クロアチアの子供がよく飲むやつですね。」と言われていました。

とうとう授賞式です。

あーなる

受賞しました。

受賞しました!

受賞しました!!

いろんな人に写真を撮られました。

皆さんと。

MAZE KINGのキム・ハケン監督、PLUG & PLAYのMichael Frei監督と。

こういうプレートと(とてつもなく重い

こういう賞状もらいました!

最後のパーティーです。
会場ではロックバンドがライブをしていました。写真は土居さんです。

帰りは、乗り換え地点のトルコにちょっと寄って帰りました。

トルコのからすみ専門店

からすみ専門店の自らを「太朗」と名乗るトルコ人

機内食

機内食

帰国してからの一食目は生まれて初めてくら寿司に行きました。
めっちゃ楽しかったです。

おわりです。読んでくださってありがとうございました。

あと、私は今回ザグレブでたくさん思い出の写真を撮ったのですが、街の風景や会場の様子などを全くといっていいほど撮っておらず、この記事を書く際に困っていたところで写真提供の協力をしてくださった、野村せんせい、洞口さん、藝大の村上寛光さん、ありがとうございます。


ザグレブ国際アニメーション映画祭(ANIMAFEST ZAGREB)
http://www.animafest.hr/

冠木佐和子
http://uykom.exblog.jp/