TOP画像：姫田真武『タコスチュームでおどりませんか』（2013） (C)姫田真武
アニメーションに関わる文化を相対的に調査・研究する機関「アニメーション総合文化研究所」が主催する、個人アニメーターに焦点をあてた上映会「日々のアニメーション」。毎偶数月の第二金曜日に開催されていますが、今月は〈色の境界〉をテーマに、大橋史さんと姫田真武さんの作品が上映されます。各40～50分間の作品上映およびパフォーマンス後はお二人によるトークもあります。
大橋史さんは絶妙に配置したカラフルな文字や図形を気持ち良く動かす、現代的な画面作りが人気のモーションデザイナー。次々と展開される複雑にひしめき合うシンプルなグラフィックスはどこか懐かしいのに新しく、目を奪われるうちに時間を忘れてしまいます。
姫田真武さんは自らが自身のアニメーション作品の中で歌ってパフォーマンスし、それをライヴでも披露するという独自の路線を構築し注目を集めているアーティスト。手描きのアニメーションと自分の動きを全て自分でアナログに合致させる手法は、近年人気のプロジェクションマッピングとは一線を画しています。特にライヴパフォーマンスは本当に見事で、何といっても楽しい！必見です。
今回の姫田さんのパフォーマンスは本イベントでしか見ることのできない特別バージョン、会場は喫茶店とCDショップを兼ねた高円寺のイベントスペース「円盤」。金曜夜のお仕事帰り、週末の脳内リフレッシュに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
第21回アニメーション総合文化研究会
日々のアニメーション ～色の境界～
http://www.asobuken.com/
日付： 2014年12月12日（金）
会場： 円盤（高円寺）http://enban.web.fc2.com/
開場： 19:00
開演： 19:30
入場料： 1,500（1drink付き）
上映者： 大橋史、姫田真武
主催：アニメーション総合文化研究所
■イベント内容
姫田真武さん、大橋史さんの順で40～50分ずつ上映。そのあと自作についてのトークショウです。姫田さんのパフォーマンスは円盤バージョンです。当日は姫田さんのDVDを販売します。また、冠木佐和子さんに自主制作DVDをつくっていただいており、それも販売を予定しています。（円盤ではデコボーカルの自主制作DVDも販売しています）
■企画意図
お二人はアニメーションを上映会という方法以外でも発表されています。また、音楽とも密接な関係でアニメーションをつくられています。ですが、大橋史さんはPCのモニター上で着色されたモーショングラフィックス、かたや姫田真武さんは手書きのアニメーション、という「デジタルとアナログ」で相反する表現で作品をつくられています。今回のテーマである「色の境界」はそこにスポットをあてています。
姫田真武
http://himedashaaan.wix.com/himedamanabu
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