3月14日に青山アスタジオで「世界のインディペンデント・アニメーション2015」が開催され、アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京2015(A-AIR)の成果発表とトーク・上映に加え、注目すべきアジア圏6作家の特集上映が行われます。

平成26年度海外メディア芸術クリエイター招へい事業 (文化庁委託事業)A-AIR招へいされ今年1月7日から日本に滞在中の3名の若手アニメーション作家については以前の記事でも紹介しましたが、今回はその成果を発表するとともに、招へい作家の代表作および近年各国の映画祭でその存在感を増しつつあるアジアの注目すべき6作家の特集プログラムを組み、3部構成で世界のインディペンデント・アニメーションの最新動向を上映とトークによって紹介します。第4部では招へい作家を囲み、観客のみなさんとの交流会を予定しています。

招へい作家のひとりであるアンナ・ブダノヴァさん(ロシア)は『The Wound』第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞、本滞在中での企画もスカンジナビア海岸地帯の古い伝説を元にした手描きの2Dアニメーション作品を制作とのことでした。また、アレックス・グリッグさん(オーストラリア)が第15回広島国際アニメーションフェスティバル国際審査員特別賞を受賞した『Phantom Limb(幻肢)』は、設立当時世界的に注目され話題となったインディペンデント・アニメーション作家の共同組織「Late Night Work Club」で制作された作品。オーストラリア出身ということでLoopdeLoopにも深く関わっており、日本での紹介をとても喜んでいました!ナタリア・チェルヌショーヴァさん(ロシア)の企画、日本の書道と版画の技術を採り入れた手描きの2Dアニメーションで描く"クモの世界観が一変する物語"の成果も楽しみです。

世界で活躍する若手作家と世界のインディペンデント・アニメーションの現状を語り合い繋がるチャンス!ぜひご参加ください。


世界のインディペンデント・アニメーション2015
http://japic.jp/?p=1781

日時: 2015年3月14日(土) 開場14:30 / 開会15:00
【第1部】15:00〜16:30 A-AIR2015及び招へい者の紹介
【第2部】16:40〜17:45 アジアの最新動向「インディペンデント・アニメーション・フロム・アジア」
【第3部】17:50〜19:05 成果発表及び総評
【第4部】19:10〜20:10 交流会

会場: 青山学院アスタジオ(東京都渋谷区神宮前5-47-11)
http://aogaku-astudio.com/wordpress/access/

事前予約可・入場無料

参加希望者のお名前(人数分)、代表者のお電話番号をメールで rsv@japic.jp 宛にお知らせください。FAXでも受け付けています。
※予約なしの当日入場も可能ですが、予約頂ければ確実にお席をご用意致します。

お問い合わせ: ジャパン・イメージ・カウンシル(JAPIC)
Tel: 03-6670-5676 / Fax: 03-5466-0054
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-2 /
http://japic.jp/

主催: 文化庁
共催: 一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル(JAPIC)
青山学院大学総合文化政策学部

「アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京」(A-AIR)とは?
本プロジェクトは、文化庁委託事業「海外メディア芸術クリエイター招へい事業」として、世界から若手の優秀なアニメーション・クリエイターを東京に招へいし、日本のアニメーション文化に触れながら、作品を制作する機会を提供するアーティスト・イン・レジデンス・プロジェクトです。優れた作品の成果を促すとともに、日本のアニメーション作家との交流機会も提供し、メディア芸術における国際交流の推進を図ることを目的として、平成22年度から毎年実施しています。本年度は世界61カ国から250件の応募があり、オーストラリアから1名、ロシアから2名が選ばれました。