東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第六期生による修了制作展「GEIDAI ANIMATION 06 DAWN」が3月7日(土)より開催されます。
"本展のタイトルである“DAWN”とは“夜明け”を意味します。太陽がある限り、何をしても何もしなくても、夜明けは誰にでも平等にやってきます。しかし、私たちはまだ見た事のない多彩な夜明けを見る為に、ただ夜が明けるのを待つのではなく、アニメーションへの探究心や情熱を持って、それぞれの方法で夜を越えようと試みる事にしました。本展を通じて私たちが迎える“夜明け”を、皆様にお見せ出来ることを望んでおります。"
2008年に本科に設置されたアニメーション専攻は革新的なアニメーション表現や新たな教育・研究や事業スキームの創造を目指し、「つくる」ことを主体としたカリキュラムにより、次世代のリーダーの育成に努める中、業界内外において毎年素晴らしい成果をあげています。
第六期生にも、PRADA、資生堂等のファッションブランドや、ルミネの CM 等、多数のプロモーションに起用されているシシヤマザキさんや、「シブカル祭。美術手帖 presents シブカル杯。」でグランプリを受賞した幸洋子さん、「オタワ国際アニメーション映画祭」ノミネート等、複数の映画祭で評価され、「ANIME SAKKA ZAKKA」の企画・開催にも携わる中内友紀恵さんなど、既に活躍している作家が多く在籍しています。
また、先の公開講座で来日がキャンセルとなってしまったコ・ホードマンさんの来日が可能となり、修了制作展のゲストとして8日(日)に登壇予定です!オスカー受賞作品『砂の城』(1977)はアニメーションを学ぶ者がその過程で幾度として鑑賞することになる歴史的代表作。監督のお話を直接聞くことのできる機会を逃す手はありません。
未来へと続くアニメーションのこれまでと現在を目撃しに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
GEIDAI ANIMATION 06 DAWN 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 第六期生修了制作展
http://animation.geidai.ac.jp/06dawn/
【横浜会場】
会期: 2015年3月7日(土)~9日(月)
7 日(土) 11:30~21:30
8 日(日) 10:00~21:00
9 日(月) 11:30~19:00
会場: 東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
(神奈川県横浜市中区本町 4-44)
料金: 入場無料
主催: 東京藝術大学大学院映像研究科
横浜市文化観光局
連携: フォト・ヨコハマ 2015
【東京会場】
会期: 2015年3月14日(土)~20日(金) 各日 21:00~
会場: ユーロスペース
(東京都渋谷区円山町 1-5 Q-AX ビル 3F)
料金: 前売 1,000 円/当日 1,300 円
主催: 東京藝術大学大学院映像研究科
第六期生修了作品(全12作品)
『かたすみの鱗』 石谷恵
『超ラジオ体操』 koya
『きつね憑き』 佐藤美代
『月夜&オパール』 シシヤマザキ
『その家の名前』 坂上直
『Holy Shit!』 澁谷岳志
『Helleborus Niger』 武田浩平
『I'm here』 中内友紀恵
『Tepid Bath』 春成つむぎ
『白いうなばら』 米谷聡美
『粃』 山羊
『ズドラーストヴィチェ!』 幸洋子
ゲストトーク予定
横浜会場:
3月7日(土)13:45 - 15:15
「藤幡正樹 × 06 DAWN」
※整理券は当日 11:30 から配布開始します。
メディア映像専攻の教授である藤幡正樹氏を迎え、第六期生と対談します。アニメーションに造旨が深く、コンピューター映像、メディアアートと制作の一線にいる藤幡氏から観た修了作品とは?学生から藤幡氏への質問等、本音トークが展開します。
3月8日(日)13:30 - 15:00
「コ・ホードマンの手仕事」
※整理券は当日10:00から配布開始します。
※満席の場合は1Fロビーにて映像中継を用意する予定です。
1968年から現在まで47年間、立体アニメーションを中心に良質な作品を多数生み出し続けているアニメーション監督のコ・ホードマン監督をカナダからお招きし、実際に撮影に使用された造形物の紹介を頂きながら、代表作である『砂の城』を始めとするアニメーション作品を上映!
東京会場:
3月15日(日)
「村田朋泰の足跡を辿る」
※第六期生修了作品プログラム上映後のトークイベントとなります。
学生の頃より高い評価を受け、早期から自身の世界を作り上げてきた村田朋泰氏。言葉にはできない感覚を描き切り、味わい深く奥行きを持つ作品群をどのように生み出し続けているのか。同氏の修了作品「朱の路」の上映とともに、学生時代を筆頭に現在に至るまでをひも解いていきます。
3月20日(金)
「榊原澄人のアニメーションの世界」
※第六期生修了作品プログラム上映後のトークイベントとなります。
連鎖しながら繰り広げられるアニメーションの世界で不思議な時間軸に引き込むかのような作品を作り出す、榊原澄人氏をお招きし、単身で渡英した学生時代のお話や、多岐にわたる表現活動の根幹に迫ります。アヌシー映画祭等でも上映された新作の上映も交え、目が離せない今後の展開について語って頂きます。
※諸事情によりイベントの内容が変わることがあります。ご了承ください。
※席に限りがありますので、お早めにご来場ください。