東北芸術工科大学 映像学科(山形県山形市)の学生と教員によるTOHOKU ANIMATION LAB.の作品発表と公開講評「TOHOKU ANIMATION LAB. VOL-2」が東京藝術学舍(外苑キャンパス)にて明日3月4日(水)から行われます。
上映部門では、15名17作品の短編アニメーションを一挙上映!展示部門では青森を巡り、その体験を元に制作したインスタレーション作品『SOUL OF TOHOKU』を発表します。東北でアニメーションを学ぶ若い世代の感性と、東北の深層を探り、アニメーションで表現すること目的としたTOHOKU ANIMATION LAB.の活動をご覧下さい。
最終日3月7日(土)にはゲストにアニメーション作家のひらのりょうさん、フリーアニメーターの浅野直之さんらを招いた公開講評も行われるそうですよ。東北で育まれた若い感性を東京で目撃するチャンス、お見逃しなく!
TOHOKU ANIMATION LAB. VOL-2 作品発表+公開講評
http://www.tuad.ac.jp/2015/02/45479/
会期: 2015年3月4日(水)~7日(土)
時間: 11:00~19:00
会場: 東京藝術学舎 上映室102/展示室106
(東京都港区北青山1-7-15 外苑キャンパス)
入場無料
※画像クリックで拡大
上映部門「EXPERIMENTAL ANIMATION 2014-2015」
作品名/出品者:
『走馬灯』原田里美/SATOMI HARADA
『問え!!!』藤田紗希/SAKI FUJITA
『Lemonade』小野かがり/KAGARI ONO
『覗鬼変化』佐藤 美也子/MIYAKO SATO
『childish dream』布目 紗季/SAKI NUNOME
『明日は明日の風が吹く』『化身』後藤美咲/MISAKI GOTO
『友達』藤田真美/MAMI FUJITA
『カマドウマ』『輪廻・刻をこえて』高橋茉里/MARI TAKAHASHI
『subject』花田真由子/MAYUKO HANADA
『手と手』千々松 昂将/TAKAMASA CHIDIMATSU
『beat』藤島 翔晃/SHOUKI FUJISHIMA
『ふゆちょう』大野 楓/KAEDE OONO
『ショーン』時松 遥/HARUKA TOKIMATSU
『アロマ』佐藤 菜美/NAMI SATO
『シアター』新田 成美/NARUMI NITTA
公開講評:
日時: 2015年3月7日(土)16:00~19:00
ゲスト: ひらのりょう(アニメーション作家)、浅野直之(フリーアニメーター)
展示部門「SOUL OF TOHOKU」
出品者:
先崎大朗/HIROAKI SENZAKI
富田大秀 /TAISHU TOMITA
有馬みゆき /MIYUKI ARIMA
佐藤直子/NAOKO SATO
花田真由子/MAYUKO HANADA
黒田恵利/ERI KURODA
管野茉子/MAKO KANNO
田中賛美/SANBI TANAKA
岩井天志/TENSHI IWAI
市村隼人/HAYATO ICHIMURA (guest)
公開講評:
日時: 2015年3月7日(土)13:00~15:00
ゲスト: 内藤正敏(民俗学者/写真家)
公開講評ゲスト略歴:
内藤正敏(民俗学者/写真家)
1938年東京生まれ。25歳のときに出羽湯殿山の注連寺で鉄門海上人の即身仏に出会い、強い衝撃を受ける。これを機に修験道への興味を深め、66年に羽黒山伏の秋峰修行に参加。以降、東北地方の民俗・信仰を精力的に撮影し、『婆バクハツ!』(『婆 東北の民間信仰』79年)、『出羽三山と修験(日本の聖域9)』(82年、第2回土門拳賞)、『遠野物語』(83年)、『東京都市の闇を幻視する』(85年、日本写真協会年度賞)などを発表。闇に向かってストロボを焚く独特の作風で注目を集める。写真家と民俗学者というふたつの角度から、東北の民間信仰を主題とした写真を発表するかたわら、『ミイラ信仰の研究』(74年)、『修験道の精神宇宙』(91年)など数々の研究書も刊行。東北と江戸・東京、自然と都市、王権と民衆、科学と宗教といった、相反するテーマを組み合わせ、多角的な視点と斬新な発想に基づく民俗学の論考を次々と発表している。
ひらのりょう
1988年埼玉県春日部市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業。クリエイターズ マネージメントFOGHORN所属。産み出す作品はポップでディープでビザール。文化人類学やフォークロアからサブカルチャーまで、自らの貪欲な触覚の導くままにモチーフを定め作品化を続ける。その発表形態もアニメーション、イラスト、マンガ、紙芝居、VJ,音楽、と多岐に渡り周囲を混乱させるが、その視点は常に身近な生活に根ざしており、ロマンスや人外の者が好物。
浅野直之
1980年岡山県生まれ。専門学校卒業後アニメスタジオに動画として入社。その後フリーアニメーターに。主な参加作品は「新劇場版エヴァンゲリオン序」「鋼の錬金術師」「映画ドラえもん新のび太と鉄人兵団~羽ばたけ天使たち~」「劇場版聖お兄さん」など。その傍ら、星野源「地獄でなぜ悪い」などのMVなども手掛けており、商業アニメーションとアートアニメーションの狭間で実験中。