明日3月16日(金)~18日にかけて、表参道ヒルズで「東京造形大学アニメーション専攻創設15周年記念 造形アニメーションのすべて」が開催される。2003年の創設以来、15周年を迎えたアニメーション専攻および、専攻創設の前史を振り返る上映・展示が予定されている。まさに「造形アニメーションのすべて」が凝縮されたイベントといえよう。
上映作品『タシカの不思議な冒険』 坂本奈央/佐藤愛梨(12期生)
作品上映では、アニメーション専攻の卒業生・在学生や教員の作品のほかに、専攻創設以前の卒業生が制作したアニメーションも上映される。また、上映とあわせて東京造形大学の卒業生をゲストに招いたトークイベントも開催される。ゲストには、『機動戦士ガンダム』(1979年-1980年)のモビルスーツのデザインを手がけたことで知られる大河原邦男氏や、実写映画の監督として活躍する犬童一心氏、アニメーション作家として活動するかたわらで東京藝術大学の教授も務める山村浩二氏などが登壇する予定だ。
上映作品『蒲公英の姉』 坂元友介(1期生)
展示スペースでは卒業生や教員の作品が展示される。漫画家・イラストレーター・アニメーション作家とボーダレスな活躍をみせるキューライス(坂元友介)氏や、人気ゲームのスピンオフ小説を映像化したTVアニメ『Fate/Apocrypha』(2017年)でアクションディレクターを務めたことでも話題の榎戸駿氏などの作品が展示される。そのほかにも、アニメーションの元祖である視覚玩具に触れられる展示や、アニメーション専攻15年分の作品を視聴・検索できるブース、普段の授業やゼミの様子を伝えるパネル展示などが予定されている。
展示「シカクガングの小宇宙」
ほかにもドローイング・アニメーションとストップモーション・アニメーションの制作をじっさいに体験できるワークショップが開催されるなど、盛りだくさんのイベントとなっている。ぜひ会場に足を運んでみて、「造形アニメーションのすべて」を肌で感じると同時に、これからの「造形アニメーションの未来」に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
イベント詳細
「東京造形大学アニメーション専攻創設15周年記念 造形アニメーションのすべて」
会場: 表参道ヒルズ スペースオー(本館B3F)
日時: 2018年3月16日(金)~18日(日)
11:00-20:30(最終日18:30まで)
料金: 無料
主催: 東京造形大学アニメーション専攻領域
その他の詳細は公式HP参照http://zokeianime.com/