東京・京橋の国立映画アーカイブで、5月9日(水)から「映画の教室2018——時代から観る日本アニメーション」が隔週水曜・全5回のプログラムで開催される。本プログラムは、2017に開催された「素材から観る日本アニメーション」に続く第二弾として、日本アニメーションの歴史を作品上映と研究員による解説をとおして学ぶ。日本アニメーションの歴史を学びたいひとにとっては、もってこいのプログラムといえる。各回のテーマや上映作品は下記のイベント詳細を参照されたい。


イベント詳細
映画の教室2018——時代から観る日本アニメーション
http://www.nfaj.go.jp/exhibition/filmclassof2018-animation/

日時: 2018年5月9日(水)、23日(水)、6月6日(水)、20日(水)、7月4日(水) 隔週水曜・全5回
   開始19:20(開場19:00) ※各回ともに開始後の入場は不可
会場: 国立映画アーカイブ 小ホール 〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6 B1F
定員: 151名(定員制・全席自由席)
料金: 一般 520円/高校・大学生・シニア 310円/小・中学生 100円/障害者(付添者は原則1名まで)、東京国立近代美術館及び国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
※現在チケットぴあにて前売券販売中(全席自由席・各70席分)。各上映の前日23:59まで販売。[Pコード:558-427]

前売料金: 一般 520円/高校・大学生・シニア 310円/小・中学生 100円


プログラム詳細(全5回) ※各回ともに上映後に研究員による15分程度の解説付き ※記載のないものはすべて35㎜フィルム上映

第1回5月9日(水) 日本アニメーションの草創期(5作品、計57分)
『ファントーシュたちの恋のさやあて』(4分、1908年、監督:エミール・コール)
『なまくら刀』[新最長版](5分、1917年、作画:幸内純一)
『カリフの鶴』(20分、英語版、1923年、監督:E. M. シューマッハ―)
『蟹満寺縁起』(11分、1924 年、監督:奥田秀彦、木村白山、内田吐夢)
『線畫 つぼ』(17分、1925 年、監督:山本早苗)

第2回5月23日(水) 戦前——トーキーへの移行とPR映画(4作品、計50分)
『煙突屋ペロー』(23分、16mm、1930年、監督:田中喜次)
『三匹の小熊さん』(12分、1931年、監督:岩崎昶)
『茶目子の一日』[パテートーキー版][デジタル復元版](7分、1931年、監督:西倉喜代治)
『オモチャ箱シリーズ第3話 絵本 1936年』(8分、1934年、作画:中野孝夫、田中喜次、舟木俊一、永久義郎、平泰陣、西口羆)

第3回6月6日(水) 戦中期——戦意高揚映画(2作品、計63分)
『桃太郎の海鷲』(33分、1942年、監督:瀬尾光世)
『フクチャンの潛水艦』(30分、1944年、監督:関屋五十二、横山隆一)

第4回6月20日(水) 戦後①——本格的な商業展開(4作品、計61分)
『すて猫トラちゃん』(21分、1947年、監督:政岡憲三)
『こねこのらくがき』(12分、1957年、監督:薮下泰次)
『注文の多い料理店 山ねこ軒』(19分、1959年、監督:小野豪)
『プラス50000年』(9分、1960年、監督:鈴木伸一)

第5回7月4日(水) 戦後②——アニメーション作家による発表(3作品、計71分)
『ある街角の物語』(39分、1962年、監督:山本暎一、坂本雄作)
『チコタン ぼくのおよめさん』(11分、1971年、監督:岡本忠成)
『いばら姫またはねむり姫』(21分、1990年、監督:川本喜八郎)

その他の詳細は公式サイト参照