東京藝術大学大学院映像研究科が、世界的に「いま」を象徴する作家の作品の鑑賞を中心に公開で行う講義「コンテンポラリーアニメーション入門」が今年も開催されます。
2009年7月に始まった公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」。今年は東京藝術大学が招聘した、アンドレアス・ヒュカーデ監督(ドイツ)とレイ・レイ監督(中国)、チェン・シー監督(中国)による特別講座です。
常にアニメーション映像の可能性の最先端を走っている短編アニメーション。しかし、実際に製作者や観客の興味の増幅ほど、短編アニメーションを見て知る機会は増えてはいません。まずその基礎知識を共有して、コンテンポラリーアニメーションの見取り図を描くことがこの公開講座の目標です。
今年度1回目となる第19回講座は、今週末の8月2日(日)。現代的なテーマや表現をこれぞアニメーション!というアナログなメタモルフォーゼの連続で構成した『愛と剽窃』(2010)などのオリジナル作品の他に商業作品にも携わる、現代の短編アニメーション作家としてあまりにも有名なアンドレアス・ヒュカーデ監督が来日します。
我々の同時代にどのようなアニメーション作家が、どのような意識で作品を制作しているのか・・・海外からの豪華な講師陣の生の声を聞くことができるこの機会、お見逃しなく!
「コンテンポラリーアニメーション入門」
~現代短編アニメーションの見取り図~ 2015
http://animation.geidai.ac.jp/ca/
開催日時
第19回講座:2015年8月2日(日)
演題:『アンドレアス・ヒュカーデの衝撃』
講師:アンドレアス・ヒュカーデ
上映作品:『僕らは草原に住んでいた』(1995)、『リング・オブ・ファイヤー』(2000)、『ちびうさぎ』(2005)、『愛と剽窃』(2010)、『カタマリ』(2014)
開場:午後5時〜
講演:1部/午後6時〜午後7時30分 2部/午後7時45分〜午後9時
第20回講座:2015年 9月26日(土)
演題:『最新中国独立系動画1:様々な作家たち』
講師:レイ・レイ、山村浩二
上映作品:『馬』(2013)シェン・ジエ、『森の中の狼』(2012)リン・カセイ、『大きな手、大きな手、もっともっと大きく』(2012)、『嘘を つく時じゃない』(2014)レイレイ、『二人のフィクレト』(2012)、『フロイト、魚、蝶』(2013)ワン・ハイヤン他
開場:午後5時〜
講演:午後6時〜午後8時
第21回講座:2015年10月17日(土)
演題:『最新中国独立系動画2:チェン・シー特集』
講師:チェン・シー、山村浩二
上映作品:『冬至(とうじ)』(2008)、『芒種(ぼうしゅ)』(2009)『霜降(そうこう)』(2011)、『穀雨(こくう)』(2013)、『処暑(しょしょ)』(2014)、『大寒(だいかん)』(2015)
開場:午後5時〜
講演:1部/午後6時〜午後7時30分 2部/午後7時45分〜午後9時
企画/進行:山村浩二(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授)
会場:東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」7番出口を出てすぐ
入場無料 事前申込不要(先着順90名)
主催:東京藝術大学大学院映像研究科、横浜市文化観光局
協力:スタジオ・フィルムビルダー、バーデン・ヴュルテンベルク州立フィルムアカデミー
会場:東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
お問い合わせ先:
「コンテンポラリーアニメーション入門」担当:横山、江口
東京藝術大学 大学院映像研究科 アニメーション専攻
TEL: 045-227-6041 / FAX: 045-227-6042
E-mail: ca_info@animation.geidai.ac.jp