TOP画像:東京都庭園美術館リニューアル特設サイト(http://www.teien-art-museum.ne.jp/special/)より
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今週末12日(土)、東京都庭園美術館(港区白金台)で、上映を伴うトークセッションやライブパフォーマンスで構成されたTTM:IGNITION BOX 2015 PROGRAM_B|SCREENING/LIVE/TALK Sprout : レンズ系とジェネ系の世紀、ふたつの黎明 #2開催されます。

「TTM:IGNITION BOX 2015」は、東京都庭園美術館のリニューアルに伴い、併設されたギャラリーで複数のディレクターが持ち回りで開催するライブイベント。Sprout : レンズ系とジェネ系の世紀、ふたつの黎明」キュレーター/映像作家の澤隆志さんがディレクションする"20世紀初頭のアニメーション表現の黎明期と、現在のプログラミング映像の黎明期を旅する"企画です。プログラム前半では今年3月に行われ好評を博した本プログラム第一弾に引き続き、日常会話や協働作業における身体動作の研究を専門とする滋賀県立大学人間文化学部教授 細馬宏通(ほそま・ひろみち)さんをゲストに迎え、細馬さんの著書『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか(新潮選書)を元にフライシャー兄弟について掘り下げていくそうです。

近頃ミュージックビデオなど国内の商業映像でも盛んに取り入れられ流行している"動きをトレースする技法"「ロトスコープ」は実はマックス・フライシャーさんにより発明されたもの。フライシャー兄弟により1919年に制作された短編アニメーション映画『Out of the Inkwell(インク壺の外へ)』で、初めて商業作品に使用されました。最近目にする機会も多い「ロトスコープ」ですが、一般でも認知度の高い「ベティ・ブープ」や『ポパイ』を制作したスタジオの創設者がロトスコープを発明したことはあまり知られていないのではないでしょうか。
フライシャー兄弟といえば他にも、サイレントからトーキーへの変革期に生まれた「バウンシング・ボール」(画面に表示された歌詞の上をメロディーに合わせて飛び跳ね、カラオケなどのガイドにもなる、あの"丸")などが有名ですが、そういった革新的な発明である作品を細馬さんの解説とともに振り返る、楽しくて、ためになりそうな、ちょっと他には無いトークセッションです。

16時からの後半は、「hack」を切り口とした、田所淳さん、谷口暁彦さんによるライブ・パフォーマンスとトークも開催されます。

参加は無料ですが美術館のチケットがいるので、まずは庭園美術館の企画展示や本館・旧朝香宮邸の見事なアールデコ装飾様式の内外装などをじっくり見学してからの参加がおすすめです。要事前ウェブ予約ですが、人気のプログラムなので早めに空席を確認・予約してくださいね!


TTM:IGNITION BOX 2015
PROGRAM_B|SCREENING/LIVE/TALK
Sprout : レンズ系とジェネ系の世紀、ふたつの黎明 #2
https://www.teien-art-museum.ne.jp/programs/ignitionbox_b2.html

2015年9月12日(土) 前編/後編14:00–17:30
会場:東京都庭園美術館 新館 ギャラリー2
定員:90名
入館者対象、無料(ただし、展覧会チケットが必要)、要事前ウェブ予約

プログラム内容:
1st SESSION:「フライシャー兄弟の発明」 14:00-15:30
登壇者:細馬宏通、澤隆志
(30分休憩)
2nd SESSION:「クリエイティブ・ハッキング」16:00-17:30
登壇者:
田所淳、谷口暁彦、澤隆志