2月11日(木・祝)から10日間、東京都写真美術館全館(※)を使った、展示、上映、ライヴ・イヴェント、講演、トーク・セッションなどを複合的に行う第8回恵比寿映像祭が開催されます。
(※)東京都写真美術館は改修工事により休館中のため、ザ・ガーデンホールやザ・ガーデンルーム、ガーデンプレイスタワー棟38階 アートスペースSTUDIO38、日仏会館ほか、2015年3月にオープンした恵比寿ガーデンシネマなど複数会場にて実施。

恵比寿映像祭は、現代美術や劇映画、ドキュメンタリー、実験映画やヴィデオ・アート、メディアアートのほか、ダンスや演劇、音楽など、幅広いジャンルを横断的に紹介するアートと映像のフェスティヴァルで、第8回となる本祭はフランスの思想家・庭師であるジル・クレマンの思想をもとにした動いている庭というコンセプトを出発点とし、人間をとりまく自然に目を向けながら、現代のイメージ世界を旅してゆくものとなっています

さて、この「第8回恵比寿映像祭」荒れ地の先へ─短編アニメーション」と題された、短編アニメーションのプログラムがあります!
本プログラムには
20~30代の作家による作品が集められており、機械や荒廃した都市を描く作品や、絵コンテを描かずに画に導かれたような作品で、自然と人間の関係、作家と生み出されるアニメーションの関係を問うのがテーマです。

上映作品でまず注目なのは、小野ハナさんの新作『あいたたぼっち。本祭での上映が、ワールドプレミアです。同時上映されるsuch a good place to dieも2015年の作品ですので、まだ観れてない!という方も多いのではないでしょうか。両作観られるこの機会をお見逃しなく!


『such a good place to die 小野ハナ/2015/3分13秒


あいたたぼっち』小野ハナ/2016/11分37秒

また、以前にtampen.jpでもご紹介(※トクマルシューゴMVにマクラレン?水江未来+中内友紀恵が織成す”大人の遊び”とはした水江未来さんの作品『POKER』と、坂元友介さんの新作『ナポリタンの夜というアヌシー国際アニメーションフェスティバル2015ノミネート作品として注目される2作も上映される他、昨年のカンヌ国際映画祭短編部門で最高賞のパルムドールを受賞したエリィ・ダーガーさん『ウェーブ ’98 、そして文化庁からの委託を受けJAPICが行った「アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京2012-2013」で来日していたことでもおなじみのケイレブ・ウッドさんの2作Totemギッコンバッタン・シーソーデリク・ウィッチャリーさんとの共同監督作品など、見ごたえのあるラインアップとなっています


ナポリタンの夜』坂元友介/2015/6分37秒

第27回東京学生映画祭アニメーション部門で準グランプリを受賞した若林萌さんの卒業制作作品『眠れぬ夜の流れ星(多摩美術大学)も楽しみですね。


眠れぬ夜の流れ星』若林萌/2015/8分

第8回恵比寿映像祭短編アニメーションのプログラム「荒れ地の先へ─短編アニメーション」恵比寿ガーデンシネマにて2月13日(土)18:30からと2月17日(水)15:00から2回の上映となっています。是非足を運んでみてくださいね!


第8回恵比寿映像祭 動いている庭
Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2016
Garden in Movement
http://www.yebizo.com/

会期: 平成28年2月11日(木・祝)~2月20日(土)
      [10日間・会期中無休]
開催時間: 10:00~20:00
※ただし最終日平成28(2016)年2月20日(土)のみ18:00まで

会場: ザ・ガーデンホール、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンシネマ、日仏会館、STUDIO38、 恵比寿ガーデンプレイスセンター広場 ほか
料金: 入場無料
※定員制の上映プログラム、イヴェント等については一部有料

主催: 東京都/東京都写真美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)/日本経済新聞社
共催: サッポロ不動産開発株式会社/公益財団法人日仏会館
後援: TBS/J-WAVE 81.3FM
協賛: 株式会社資生堂/東京都写真美術館支援会員
寄付: 富士重工業株式会社
協力: アンスティチュ・フランセ日本/Culture.pl/KyotoDU/ぴあ株式会社/株式会社北山創造研究所/株式会社トリプルセブン・インタラクティブ/株式会社ロボット