2014年1月27日にOPENした日本の短編アニメーション総合情報サイトtampen.jp、お陰様で2周年を迎えることができました!今回も1周年からの1年を振り返ったまとめをお送りします。
【1年間で最もよく読まれた記事(2015年1月27日以降掲載分)】
色んな意味でギリギリだけど息を呑むハイクオリティ…『おかあさんにないしょ』冠木佐和子監督インタビュー
多摩美術大学大学院生の作家、冠木佐和子(かぶきさわこ)さんのオリジナル作品『おかあさんにないしょ』制作インタビュー記事。
「サムネイルに惹かれて思わず読んでしまった」という声も聞かれましたが、もちろん内容も衝撃的。あまりに衝撃的なのでその展開に目を奪われてしまいますが、卓越したアニメーションや構成技術にもぜひご注目いただきたい作品です。また、姫田真武(ひめだまなぶ)さん(普段はアニメーション作家・パフォーマーとして活動しているが本作では"まーぶるおにいさん"として歌・口作曲を担当)の作曲・歌唱パフォーマンス技術のすごさを再確認することにもなりました。突然のコラボレーションには驚かされましたよね。
他の記事とは大差の1位。みなさん・・・やはりお好きなんですネ。
冠木さんは3月に大学院修了作品の発表も控えていますので、そちらも楽しみです!
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【1年間で最もよく読まれた記事・次点(2015年1月27日以降掲載分)】
等身大のカロとピヨブプトに会える!カロとピヨブプト展開催
続いてよく読まれた記事は、2015年5月1日から8月29日まで山村浩二さんのスタジオヤマムラアニメーション地下にある短編アニメーション専門のギャラリーAu Praxinoscope Animation Store & Galleryで開催された、同氏監督の短編アニメーションシリーズ『カロとピヨブプト』にまつわる展示「カロとピヨブプト展」開催告知記事。
本作がNHK「プチクレイ」で放映されたのは1993年からということで、懐かしさに歓喜したファンの方も多かったようです。みなさん、等身大のカロとピヨブプトには会えましたか?
Au Praxinoscopeでは、現在<アニメーション・キャビン vol.1>山村浩二が2015年に出会ったベスト短編アニメーション上映を開催中。ほとんどが日本初公開作品として注目される上映会ですが、2016年1月28日現在、残すところ1月30日、2月6日、13日の全6回となっていますので(各日14時半と17時半の2回上映)どうぞお見逃しなく!
いつも、国内ではなかなか難しい、世界の短編アニメーションに触れる機会を提供してくれる山村さんのAu Praxinoscope企画展。今年の展開も楽しみですね。併設されているショップではこれまた貴重なDVD、Blu-ray、書籍や視覚玩具などの販売も行われていますので是非足を運んでみてください!
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【人気シリーズ"映画祭体験レポート"】
「映画祭や海外旅行に行った気分になれる」ことで人気のこのシリーズ、2年目も作家のみなさんが世界中からレポートを届けてくれました!
まずはドイツ、おなじみの巨大映画祭「ベルリン国際映画祭」に2年連続でノミネートされた水尻自子さん。現在制作中という新作は、『布団』『かまくら』『幕』の三部作を一旦完結とした新たな挑戦ということで世界から期待が寄せられています。
水尻自子の第65回ベルリン国際映画祭参加レポート!
また、こちらもドイツですが、今度は西に流れるライン川で有名なルール地方の都市オーバーハウゼンから、『さとうのちひろ』で世界最古の短編映画祭のひとつ「オーバーハウゼン国際短編映画祭」にノミネートされたさとうちひろさんが実写・アニメーション混合の楽しい映画祭の様子を綴ってくれました。
さとうちひろの第61回オーバーハウゼン国際短編映画祭体験レポート!
そしてtampen.jpでは初めてのアジアの映画祭レポートとなったお隣韓国「BIAF」からは、『はるのかぜ』がノミネートされた木下絵李さんが”美味しそう”な報告をしてくれました!特に深夜に見るとお腹がすいてしまいます・・・
木下絵李の第17回ブチョン国際アニメーション映画祭(BIAF2015)体験レポート!
記憶に新しいのがこちら、この冬スロベニアの「ANIMATEKA」に『きつね憑き』がノミネートされた佐藤美代さんのレポート。美しいクリスマスシーズンのヨーロッパの様子にワクワクが止まりません・・・!
佐藤美代の第12回ANIMATEKA国際アニメーション映画祭体験レポート!
映画祭ではありませんが、文化庁「新進芸術家海外研修制度」で1年間カナダに滞在した久保雄太郎さんが現地での様子を伝えてくれたこちらの連載
久保雄太郎のカナダ研修滞在記1
久保雄太郎のカナダ研修滞在記2
久保雄太郎のカナダ研修滞在記3
そして現地施設に滞在し作品制作をするアーティスト・イン・レジデンスでデンマークに滞在中の小谷野萌さんによる連載
小谷野萌のアーティスト・イン・レジデンスinデンマーク/TAW Open Workshopレポート1
小谷野萌のアーティスト・イン・レジデンスinデンマーク/TAW Open Workshopレポート2
も、国外へ進出し活躍する作家が増えてきた昨今、大変人気です。
周囲から刺激を受けながら制作だけに集中できる環境、理想的ですよね。
現在小谷野さんが参加しているデンマークTAWでのレジデンスに興味があるアニメーション・アーティストの方は、tampen.jp編集長でTAWのAnimation Concept Developmentマスタークラスを修了した久保亜美香がご相談にのりますので、お気軽にお問い合わせください。のんびりした美しい町Viborgに設置されたアニメーション施設TAWには、素晴らしい人々や整えられた設備と、制作に最適な環境がそろっていますよ。
info@tampen.jp
または お問い合わせメールフォーム
【tampen.jp×MotionGalleryの短編アニメーション映画製作プロジェクト】
さて、2014年末にクラウドファンディングサイトMotionGalleryと提携し、みなさんに多大なご支援をいただいた昨年2015年、ついに完成した大川原亮監督『ディス イズ マイ ハウス』。10月には、無事完成御礼試写会を開催することもできました。
#07.ついに完成御礼試写会開催!+映画祭ノミネートのご報告
11月には新千歳空港国際アニメーション映画祭2015日本コンペティションノミネートも果たしワールドプレミアを迎えた本作は、平成27年度 [第19回] 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品に選出、第38回クレルモンフェラン国際短編映画祭Labコンペティションノミネートと、現在も世界を躍進中です!
tampen.jp×MotionGalleryが提携して行うクラウドファンディング支援プロジェクトは、作り続けることが難しい自主制作アニメーション映画を、tampen.jpで宣伝しMotionGalleryで資金を集めるという新しい方法で製作することへの取り組みです。これまでもクラウドファンディングを活用する作家はいましたが、みんなバラバラにやっていたため、ノウハウや支援者が分散していました。それを積み重ねる仕組みにすることで仲間を増やし、もっと気軽にクラウドファンディングを利用できるよう促したい、という想いもあります。
最近は映画祭出品作品の中にも、エンドクレジットでクラウドファンディング支援者名が連なるものが多くみられるようになってきました。今や世界のスタンダードとなりつつあるクラウドファンディングを、日本の作家のみなさんにもご活用いただきたい!ということで明日1月29日(金)に開催されるのが<tampen.jp×MotionGalleryのクラウドファンディング講習会>です。少しでも興味のある方はぜひご参加ください!(※予約制)
また、tampen.jpではこの仕組みを利用してクラウドファンディングをやってみたい!という制作者の方を随時募集中です。映画制作の他にも、短編アニメーション作品にまつわるグッズを作りたい、イベントを開催したい、など、ご相談だけでも構いませんので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
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【募集】
<英語翻訳ボランティア>
現在tampen.jpは日英バイリンガルサイトとしてのニューリリースに向け準備中です。そこで、日本語の記事を英訳してくださる方を募集しています。我々と一緒に日本の短編アニメーションを世界へ届ける活動をしませんか?
<記事ライター>
tampen.jpでは、日本の短編アニメーションに関する記事を書いてくださるボランティアライターさんを募集しています。特に、最近ではTVやWebアニメシリーズのOP・EDに特殊なアニメーションが使用されたり、アニメーション表現によるCMやMVも増加しています。そういった、「商業アニメ」に詳しい方も募集中です!
<短編アニメーションに関する情報>
tampen.jpでは、一部または全編にアニメーション表現が使用されている30分以内の映像作品の情報を取り扱っています。自主作品の他にも、MV、プロモーションビデオ、イベント映像など、商業作品も扱っています(規定)ので、情報がありましたらお気軽にお知らせください。
プレスリリース送付はコチラから!
<アニメーションや映像に関する求人情報>
tampen.jpに、求人情報を掲載することができます。企業・個人は問いませんので、個人作家の方がヘルプアニメーターや音楽制作者を探している、といった内容でも構いません。詳細はお問い合わせください。
求人記事例:
アニメーション制作フウシオスタジオ、作画、仕上げ、制作スタッフを募集中
<その他>
tampen.jpの活動に興味のある方、お気軽にお問合せください!
info@tampen.jp
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【まとめ】
tampen.jpは、「日本の短編アニメーション」という一ジャンルに貢献するため、多くの方々の善意により運営されている文化目的のサイトです。そのため少しずつとはなってしまいますが、しかし確実にその目的を遂行しています。開設3年目に突入した今年は、クラウドファンディングセミナーの他、海外での出張上映会を予定するなど、「オフラインでも発信していく」活動も試みていきます。そして、目指すのは多言語化・・・!世界中の人々の日常生活に日本の短編アニメーション情報をお届けすることを目標に、日々取り組んでいきたいと思います。今後ともどうぞtampen.jpを宜しくお願いいたします。
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