国内最大級のクラウドファンディングサイトMotionGalleryで開催資金を募っていた「古川タクの教え子展」が、その支援募集期限を前に目標金額を達成し、8月24日(月)からの開催を無事決定しています。

「古川タクの教え子展」は、アニメーション作家・イラストレーターとして60年代から活躍する重鎮 古川タクさんが2003年から2015年3月に離職するまで東京工芸大学芸術学部アニメーション学科で受け持った「古川タク研究室(タクゼミ)」のゼミ生主催のアニメーション作品展。開催を目前に控え、現在アニメーション業界で活躍している卒業生も多数存在する「タクゼミ」を振り返る古川タクさんのインタビュー動画が公開されました。

動画の中で「タクゼミ」について、"みんな与えられた課題に答えることには慣れているが、一人ひとりが知識ではなく知恵を絞って自分で考えてほしい、というのが基本。自分も久里(洋二)先生の見様見真似で覚えてきた。自分もまだ現役の作家なので、後ろ姿を全部見てもらって自由に自分の頭で捻り出す癖をつけてもらうのが一番。結果、個性が強い人が出てきて、人生の長いスパンで見た時に「絶対面白い奴」をいっぱい育ててきたと自負している。" そして10年間の「タクゼミ」を終え、"元に戻った。現場はやっぱり楽しい。今は面白いことを中心に仕事をしているが、息子や娘の世代と一緒に仕事ができるのは嬉しいし素直に楽しい、「俺まだ現役いけるじゃん!」という喜びがある。まだまだ現役でやってます、よろしくお願いします。"と語った古川さん。今年の9月で74歳になる大ベテランが同じ「現役」として接してくれることは、教え子たちが古川さんを慕う理由のひとつです。

本展初日である今月24日16時からは、古川タクさんと「タクゼミ」卒業生であるデコボーカルのお二人、植草航さん、久保亜美香さん、金子祥之さん、キム・ハケンさんを中心としたトークショーが開催されますので、古川さんが育てた「絶対面白い奴」を是非目撃しに行ってみてください。

また、トークショーの後開催される招待制のオープニングパーティー参加はクラウドファンディング支援者への特典にもなっています。クラウドファンディングでの支援募集は8月20日(木)までとなっていますので、今が最後のチャンス!支援の特典にはオリジナル限定同人誌「タクゼミマガジン」やオリジナル企画・オムニバスリレーアニメーション『Moving Colors』のブルーレイディスクなどもあるそうですよ。

古川タクさんと彼が紡ぐ次世代アニメーションの世界。この夏の締めくくりに是非ご参加ください!


MotionGallery「古川タクの教え子展」クラウドファンディングプロジェクト

詳細・ご支援はこちら
https://motion-gallery.net/projects/oshiego


古川タクの教え子展
http://www2.kb2-unet.ocn.ne.jp/ask/2015/takuzemi.html

開催日: 2015年8月24日(月) ~ 8月29日(土)
時間: 11:30~19:00 (最終日は17:00まで)
会場: art space kimura ASK? (2F) + ASK?P (B1F)
   (
東京都中央区京橋3-6-5木邑ビル2F/B1F)